為替基礎講座

為替基礎講座
1.外国為替ってなに? 5.外国為替取引における「売り」と「買い」とは?
2.外国為替市場の仕組み 6.為替相場はなぜ変動するのか?
3.世界の外国為替市場の流れ 7.チャートの見方を理解しよう
4.円高と円安って何? 8.為替レートの見方を理解しよう

為替相場はなぜ変動するのか?

<為替相場が変動するわけ>

為替相場は“資金の流れ”で動きます。つまり市場の買い手と売り手の需要と供給のバランスで決まります。

ドル円取引の場合

為替相場は人が動かすため、取引する人々の主観や相場に対する考え方が結果として、為替レートに現れます。

為替相場は、注目される材料とトレンド(値動きの傾向)を見極めることが大切です。 見極めると、売買タイミングが掴めてきますし、情報収集により為替相場を動かす変動要因をいち早く知ることも大切です。

為替が動く要因は?

<ポイントA:世界の要人発言>

[例]2004.11.9  FRB議長などがドル安進行を示唆する発言をする
グリーンスパンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「米経常収支の巨額赤字が将来、海外投資家のドル資産離れを招きかねない」と発言、元々為替相場に関して言及することが少なかった議長のため、この発言によりマーケットを震撼させました。米国が抱える経常・財政「双子の赤字」に対する市場の懸念が再燃されたのです。そうすると、ドルに対しての信用価値が下がり、相場がドル売り傾向となるため、ドルの価値が下がってしまいます。

このように、中央銀行総裁、通貨当局者や政府要人が自国の経済に関する見通しなどを発言することで、市場に大きな影響を与えることがあります。

<ポイントB:各国の景気、経済状況>

[例]2005.1月前半  米経済指標で強い内容が確認される
米製造業受注、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録など米国の経済指標で次々と強い内容が発表されると、米国景気に対して楽観的な見方が伸び、ドルが主要通貨に対して一気に上昇する展開となります。そうすると景況感の良い国の通貨は買われ、景気がよくなると海外からの投資チャンスが増え、資本が流入します。これらがドル買いの要因となり、ドルの価値がグンと上がります。

<ポイントC:金利上昇期待>

[例]2005.2月前半  金利上将期待(金利差)によるドル買いが優勢となる。
インフレに対する警戒姿勢が示され、金利上昇のスピードが速まるという期待からドルはさらに買われる展開となります。国内外の金利差が広がると、資金はより高い金利の国に流れる傾向があります。そうすると、ドルの価値が上がります。また金利差を比較する場合にはインフレ率にも目を向ける必要があります。

為替が動く要因は?

このように、為替相場の変動要因は様々ですが、重要な経済指標の発表や要人の発言により相場へ影響を及ぼすことがあります、そのため重要発表がある場合は相場の動向に注目しておきましょう。


1.外国為替ってなに? 5.外国為替取引における「売り」と「買い」とは?
2.外国為替市場の仕組み 6.為替相場はなぜ変動するのか?
3.世界の外国為替市場の流れ 7.チャートの見方を理解しよう
4.円高と円安って何? 8.為替レートの見方を理解しよう